子供の世話をしながら自らも成長できる
女性には母性本能と呼ばれるものがあるため、子供が近くにいれば子育てを経験したことがないのに自然とお世話をしたくなってしまうものです。
どちらかといえば子供も男性よりも女性に安心感を抱きやすく、甘えてくれるはずです。
元々子供のお世話が好きだったとか、子育てを経験した事があるという方が目指す職業として多いのが保育士です。
保育所や保育園などで保護者に代わって子供達の保育を行なう仕事を担当します。
まだ離乳食も終わっていないような赤ちゃんから小学校へ入学する前の子供までを保育するため、かなり体力を使う仕事になります。
保護者との連携も大事になりますが、気を使ってストレスを感じる場合もあります。
まだ子供とはいえ、人間のお世話をすることはとても大変な仕事になりますが、子供達が少しずつ成長する様子を見ることで大きなやり甲斐を感じられる素晴らしい仕事です。
参考:保育士資格とは?
保育士の資格について
保育士として仕事をするためには、保育士資格を取得していなければいけないことになっています。
資格を取得する方法としては大きく分けて2つの方法があります。
まずは厚生労働大臣より指定されている大学や短大、専門学校など保育士を養成する施設へ入学して定められている課程を修了することです。
しっかり勉強をして卒業すると同時に保育士資格を得ます。
この場合は最短でも2年間の学習期間が必要になることと、学費が必要になります。
高校卒業後の進路として最初から保育士になりたいと希望している方は、このルートを選択するケースが多いです。
もう一つは保育士の国家試験を受験することです。
ただし国家試験はどなたでも受験できるものではなく、学歴や職歴に応じて受験資格を得られます。
例えば4年制大学を卒業している方なら学部を問わずに受験資格を得られますが、高卒の場合は卒業年月日や職歴によって受験資格を得られない場合があります。
保育士国家試験は決して合格率が高い試験ではないため、事前にしっかりと勉強しておかなければ一発合格は難しいと考えてください。
保育士資格を活かせる仕事
保育士資格を取得していると様々な職場で活躍できます。
多くの方が選択するのは保育所や保育園です。
各自治体に設置されている保育施設だけでなく、民間の保育施設でも活躍できます。
近年は待機児童を解消するために保育施設を増やす意向が示されており、活躍できる場が更に広がると考えられます。
他にも児童厚生施設や児童養護施設などの公的な保育施設でも保育士の有資格者が優遇されます。
また、最近は民間でも子供を一時的に預かって、保護者がゆっくり時間を過ごせるように配慮しているケースもあります。
例えば美容院やイベントなどでは保育士資格を持っている方の需要があります。